昨年2014年ではありますが、産経ニュースに【FXに関するアンケート調査】が掲載されていました。
興味深いのが、FXトレーダーが利用するFX会社の選定理由。
・手数料が安い・無料
・スプレッドが狭い、固定されているこの2点を重視してFX会社を選別するとのこと。今は取引手数料を徴収する会社はほぼゼロですから、ポイントはスプレッドの狭さ。
スプレッドが狭いことを重視するのは当然と言えば当然。取引ごとにスプレッドという形で取引手数料が徴収されるので、スプレッドが狭い=手数料が安い=取引コスト減、という仕組みがゆえにスプレッドの狭さが重要なのです。
2015年5月現在、FX各社が設定する米ドル/日本円のスプレッドは以下の通り。(取引手数料がかからないFX会社をランキング形式で紹介)
≪2位以下は順不同≫
SBI FXトレードのスプレッド0.27銭は、1万通貨以下の取引時のみ適用となる条件付き。面白いのが第2位以下で、0.3銭で多くのFX会社が並んでいます。スプレッドに関しては、率直に言うと「どんぐりの背比べ」状態かと。
以前は、SBI FXトレードが米ドル円スプレッドを0.11銭とし(同じく1万通貨以下の取引時)、外為ジャパンが0.2銭と設定した時期もあったのですが、今はSBI FXトレードは上の通り。外為ジャパンは0.3銭で落ち着いています。
米ドル円スプレッドに関して言えば、「0.3銭」が最狭ラインなのでしょう。これ以上狭くすると、スリッページが起こりやすくなると思われます。SBI FXトレードは1万通貨以下の取引のみという条件付きなので、0.27銭でもなんとかなっているのかと。
では、スプレッド最峡水準を維持する上記FX会社を選択するトレーダーは多いのか、2015年3月度時点のFX口座数を見てみます。
≪FX口座数≫
FX口座数第1位は、スプレッド最峡のSBI FXトレードを含むSBIグループです。そして、先にふれたスプレッドランキングに登場したFX会社が第5位までにランクインしていることから、FX会社選別のときに「スプレッドの狭さ」を考慮していると推測できます。
今後の展開は?
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