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強気見通しもトレンドの発生を確認したい

発行済 2016-09-26 15:39
更新済 2023-07-09 19:32

先週は注目のFOMCと日銀金融政策決定会合がありました。
まずは、その結果からですが、日銀は金融緩和の新しい手段を発表しましたが、具体的にどう影響するのか分かりにくく、市場の反応は一時的でした。

一方、FOMCは市場の予想通りの結果でしたが、その後声明などからは若干景気見通しは弱めになった印象があります。
貴金属相場は上昇、為替はドル安・円高になっています。

私は、米国経済は年後半は失速すると見ています。
雇用が伸びても個人消費が伸びないこと、ISMの製造業指数が50を割り込んだところがやはり分岐点だったように思います。
12月利上げは先延ばしになるのではないでしょうか。

ドル建て金スポット60分足チャート
20160926-1.jpg

ドル建ての金は、雲の抵抗にあって下落していましたが、反転して雲を上抜き、上昇しています。
今後は上昇トレンドになって雲がサポートになっていくのか確認したいところです。

東京金先限60分足チャート
20160926-2.jpg

ドル建て同様に雲の上に抜けた東京金は、円高によりドル建てほど伸びていませんが、雲でサポートされるか確認が必要でしょう。

投機筋の買い越しは、買いが減ったことで1000トンを割り込んでいます。

20160926-3.jpg

利上げ思惑が後退すると建玉調整は済みで、また買われる展開が予想されます。


今週は、FOMCメンバーの講演が多く控えています。
その中でタカ寄り、ハト寄りの発言が出てくるでしょう。
FRBは9月利上げをしたかったものの、出来ませんでした。

今後はタカ寄りな発言が出ても反応しないか、反応が鈍いと金の上昇トレンドは形成されるでしょう。
そうでない場合は、変動が大きいもみ合いになると思われます。

強いトレンドが出るまで、高値は買わないことです。
投資戦略としてはいまはポジションを大きくとらず、安いところで買えませんがトレンドが発生してからでよいと思っています。



当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、後藤道義のセミナーも定期開催中。

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