［東京 ２２日 ロイター］ -
ドル／円 JPY= ユーロ／ドル EUR= ユーロ／円 EURJPY=
正午現在 １０３．８０／８２ １．３２７９／８３ １３７．８５／８９
午前９時現在 １０３．８５／８７ １．３２７７／８１ １３７．８９／９３
ＮＹ午後５時 １０３．２７／３０ １．３２７９／８４ １３７．９０／９４
正午のドル／円は、前日ニューヨーク市場午後５時時点に比べてドル高／円安の１０
３円後半。イエレン米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の講演を控えた様子見ムードが強ま
り、株価をにらみながら小動きとなった。
朝方のドル／円は、日経平均株価が小じっかりだったことを支えに底堅く推移した
。仲値に向けては輸入企業の買いも入ってドルは強含み、一時１０３．９６円まで値を伸
ばした。ただ、「（取引の）ボリュームはあまり膨らんでいない。慌ててマーケットに出
てくる感じはない」（邦銀）との声が聞かれた。
その後、１１時過ぎから上値が重くなり、一時１０３．７６円まで下落した。市場で
は「方向感が出なかったことで短期筋に利食いが出た。強烈に下押しする感じではないの
で、ここからは株価にらみで狭いレンジが続きそうだ」（外銀）とみられている。
＜ジャクソンホールではＥＣＢ総裁の発言にも関心＞
米ジャクソンホールでのシンポジウムには、イエレンＦＲＢ議長のほか、欧州中央銀
行（ＥＣＢ）のドラギ総裁も参加する。ドラギ総裁が発言するのは、８月７日のＥＣＢ理
事会後の会見以来。
シンポジウムのテーマが労働市場である上に、次回のＥＣＢ理事会を間近に控えてい
ることもあり、ジャクソンホールは無風との見方もある。
ただ、みずほ銀行の唐鎌大輔チーフ・マーケットエコノミストは、ユーロ圏の第２・
四半期域内総生産（ＧＤＰ）の弱い数字が発表された８月半ば以降、欧州では追加緩和を
期待するトーンの報道が増えてきていると指摘、「労働市場が弱いと再確認するようなメ
ッセージが出れば、追加緩和への思惑がより高まりやすい」と話していた。
＜米長期金利の動向に関心＞
正午の米１０年債利回りは、２．４１０４／２．４０８６％の気配。米長期金利の伸
び悩みがドルの上値を重くしている。前日の海外時間には株高の一方で、回復基調にあっ
た１０年債利回りは下落した。
米経済指標は、米新規失業保険申請件数や中古住宅販売、フィラデルフィア連銀業況
指数と、軒並み好調だった。これを受けてＳ＆Ｐ総合５００種は終値で過去最高値を更新
。ダウ工業株３０種も１万７０００ドルを回復した。
一方、ＮＹ時間のドル／円は１０３．６０─１０３．８７円のレンジでの推移となり
、「指標が良くて株高なら、ドルはもう少し上を試してもよかった。やはり意識されるの
は米金利の動向。ドルも上昇に一服感が出やすい」（国内金融機関）との声が出ていた。
長期金利が２．４０％という低い水準にある限り、「ドルはどんどん上がる様子では
ない」（国内金融機関）とされ、イエレンＦＲＢ議長の講演後の金利動向も注目される。
(平田紀之)
((※ noriyuki.hirata@thomsonreuters.com; 03-6441-1822; Reuters Messaging:
noriyuki.hirata.thomsonreuters.com@reuters.net))
(( 全スポットレート（ロイターデータ） FX=
アジアスポットレート（同） AFX=
欧州スポットレート（同） EFX=
クロス円レート（同） JPYX=
クロス円の時系列レート（同） JPNU JPNX JPOA JPOD
通貨オプション FXVOL
スポットレート（ロイター・ディーリング約定値） D4FX=
スポットレート（RTFX） FX=RTFX
スポットレート（日銀公表） TKYFX
為替関連ニュース ))
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正午現在 １０３．８０／８２ １．３２７９／８３ １３７．８５／８９
午前９時現在 １０３．８５／８７ １．３２７７／８１ １３７．８９／９３
ＮＹ午後５時 １０３．２７／３０ １．３２７９／８４ １３７．９０／９４
正午のドル／円は、前日ニューヨーク市場午後５時時点に比べてドル高／円安の１０
３円後半。イエレン米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の講演を控えた様子見ムードが強ま
り、株価をにらみながら小動きとなった。
朝方のドル／円は、日経平均株価が小じっかりだったことを支えに底堅く推移した
。仲値に向けては輸入企業の買いも入ってドルは強含み、一時１０３．９６円まで値を伸
ばした。ただ、「（取引の）ボリュームはあまり膨らんでいない。慌ててマーケットに出
てくる感じはない」（邦銀）との声が聞かれた。
その後、１１時過ぎから上値が重くなり、一時１０３．７６円まで下落した。市場で
は「方向感が出なかったことで短期筋に利食いが出た。強烈に下押しする感じではないの
で、ここからは株価にらみで狭いレンジが続きそうだ」（外銀）とみられている。
＜ジャクソンホールではＥＣＢ総裁の発言にも関心＞
米ジャクソンホールでのシンポジウムには、イエレンＦＲＢ議長のほか、欧州中央銀
行（ＥＣＢ）のドラギ総裁も参加する。ドラギ総裁が発言するのは、８月７日のＥＣＢ理
事会後の会見以来。
シンポジウムのテーマが労働市場である上に、次回のＥＣＢ理事会を間近に控えてい
ることもあり、ジャクソンホールは無風との見方もある。
ただ、みずほ銀行の唐鎌大輔チーフ・マーケットエコノミストは、ユーロ圏の第２・
四半期域内総生産（ＧＤＰ）の弱い数字が発表された８月半ば以降、欧州では追加緩和を
期待するトーンの報道が増えてきていると指摘、「労働市場が弱いと再確認するようなメ
ッセージが出れば、追加緩和への思惑がより高まりやすい」と話していた。
＜米長期金利の動向に関心＞
正午の米１０年債利回りは、２．４１０４／２．４０８６％の気配。米長期金利の伸
び悩みがドルの上値を重くしている。前日の海外時間には株高の一方で、回復基調にあっ
た１０年債利回りは下落した。
米経済指標は、米新規失業保険申請件数や中古住宅販売、フィラデルフィア連銀業況
指数と、軒並み好調だった。これを受けてＳ＆Ｐ総合５００種は終値で過去最高値を更新
。ダウ工業株３０種も１万７０００ドルを回復した。
一方、ＮＹ時間のドル／円は１０３．６０─１０３．８７円のレンジでの推移となり
、「指標が良くて株高なら、ドルはもう少し上を試してもよかった。やはり意識されるの
は米金利の動向。ドルも上昇に一服感が出やすい」（国内金融機関）との声が出ていた。
長期金利が２．４０％という低い水準にある限り、「ドルはどんどん上がる様子では
ない」（国内金融機関）とされ、イエレンＦＲＢ議長の講演後の金利動向も注目される。
(平田紀之)
((※ noriyuki.hirata@thomsonreuters.com; 03-6441-1822; Reuters Messaging:
noriyuki.hirata.thomsonreuters.com@reuters.net))
(( 全スポットレート（ロイターデータ） FX=
アジアスポットレート（同） AFX=
欧州スポットレート（同） EFX=
クロス円レート（同） JPYX=
クロス円の時系列レート（同） JPNU JPNX JPOA JPOD
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スポットレート（RTFX） FX=RTFX
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