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米国株見通し:自律反発か、明日の雇用統計控え様子見も

発行済 2016-05-05 19:25
更新済 2016-05-05 19:33
米国株見通し:自律反発か、明日の雇用統計控え様子見も
『米株式市場』 4日のNY市場は下落。
中国経済の先行き不透明感からアジア・欧州株が概ね軟調となる中、売りが先行。
4月ADP雇用統計が予想を大幅に下振れたことも嫌気され、終日軟調推移となった。
ダウ平均は99.65ドル安の17651.26、ナスダックは37.58ポイント安の4725.64。
グローベックスの米株先物はNYダウで90ドル高程度を織り込んで推移しており、直近の下げに対する自律反発が意識されやすい。
また、上海指数は節目の3000ptに迫っているほか、欧州市場は全般買い先行で始まっており、この流れを引き継ぐ展開が意識されそうである。
一方で、大統領選挙の共和党の候補者にトランプ氏が選ばれる可能性が高まったことを受けて、米国の経済政策が混乱するという見方が重しになりそうだ。
また、経済指標ではチャレンジャー企業人員削減計画数(4月)、新規失業保険申請件数(先週)が予定されているが、週末には雇用統計の発表を控えている。
ADP雇用報告が予想を下回ったことから、利上げの見通しを不透明にさせている。
市場は6月の利上げを決定づける可能性がある雇用統計を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。
その為、自律反発をみせたとしても、買い一巡後はこう着感が強まりそうである。

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