■強含み、インフレ鈍化に対する警戒感は低下 先週の豪ドル・円は強含み。
1-3月期のインフレ率は予想と一致したが、インフレ鈍化に対する警戒感が低下したことや中国株の上昇は好感された。
5月利下げの可能性は残されているが、リスク回避的な豪ドル売りは縮小し、対円レートは93円台前半まで買われた。
取引レンジは91円75銭-93円28銭。
■もみあいか、0.25%利下げを織り込む展開に 4月27日-5月8日週の豪ドル・円はもみあいか。
豪準備銀行(中央銀行)は5月5日に政策金利を発表する。
市場参加者の過半数は0.25%の利下げを予想しており、利下げを織り込む相場展開となる。
ただし、米国の早期利上げ観測は後退しており、利下げが実施されても投機的な豪ドル売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント ・5月5日:3月貿易収支(2月:-12.56億豪ドル) ・5月5日:豪準備銀行が政策金利発表(0.25%利下げの可能性) ・5月6日:3月小売売上高(2月:前月比+0.7%) ・5月7日:4月失業率(3月:6.1%) ・予想レンジ:91円00銭-95円00銭