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目次
●仮想通貨：イーサリアムのフラッシュクラッシュ
●貴金属：建玉整理が進む中、小康状態に
●北海ブレント：下ヒゲ割れ
●日経平均：夏場の季節習性に注意

本日はまずはじめに話題の仮想通貨のトピックスからお話します。
ビットコインに次ぐ、仮想通貨であるイーサリアムで、先週フラッシュクラッシュが発生しました。
フラッシュクラッシュとは、相場が瞬間的に暴落することです。
先週、イーサリアムで、300ドル台で推移していた相場が、一瞬で0.1ドルを付ける出来事が起こりました。
そして、すぐ元の価格に戻っています。

これが、証拠金取引なら、一瞬で洗い流れてしまいます。
未成熟な市場の恐さが垣間見られた出来事でした。




貴金属：建玉整理が進む中、小康状態に

貴金属相場では、全般的にファンドの買い玉の整理が進んでいます。

まずは金ですが、米国10年債利回りが上がってこない中で、ＮＹ金はじわじわ戻してきています。
ファンドの建玉は、買いが1週間で4万枚減少、このファンドの短期売買で相場は右往左往しています。
ただし、ファンドの建玉整理が一巡して一気に急騰するというのは難しく、逆に調整してきたためここからの下落も限定的な状況です。





次に、銀相場ですが、先週、東京銀で年初来安値を更新しています。
ファンドの買い越しは随分と解消されました。





白金は、逆行現象で下げ止まりを意識していましたが、なんとか3300円をキープするのがやっとの状況です。
ファンドの買い越しの整理が進んでいますので、ここからの下げは限定的と見ていますが、上昇も今のところ勢いがありません。





北海ブレント：下ヒゲ割れ

ブレント原油は、下ヒゲを割れて軟調になっています。
ただし、ここから下は警戒が必要です。
ファンドの建玉は、買い越しの整理が一巡した可能性があります。





日経平均：夏場の季節習性に注意

日経平均ですが、2万円を挟んでの動きで動かなくなっていますが、もう一段の上値の余地があるとみています。
ただし、過去20年の月別騰落率をみると、8月、9月は要注意の傾向にあります。
足元では割安感もあり上値余地はありますが、夏前の上昇したところは利食いをするのが無難かもしれません。




当記事は、「セントラルマーケットコラム～経済金融・コモディティ～」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。


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