金は底を打ったと考えられる。最近では利上げの背景と ドル高によって、金の安全資産としての価値が薄れていたが、金の反発が始まった。
先週木曜日の株式の大きな下落の後で、ドル安とリスクオフによって、金が上昇し始めている。
金価格は、8月15日の1160.56ドルからアセンディングトライアングルの中で持ち合っていた。
しかし、今回の反発で4月中旬からの下降トレンドライン(上図:黒線)を上抜けした。
MACDは、「0レベルより下」で短い移動平均線は長い移動平均線を上抜けし、ゴールデンクロスしていることによって信憑性の高い買いシグナルを発している。これは2017年1月以来初めてである。
トレーディング戦略ーロングエントリー準備
慎重なトレーダーは、騙し上げを避けるためにトライアングル上辺の1211.00ドルから3%の上抜けを待つべきだろう。現在のところ、1.7%の上抜けである。その後、起こり得るリターンムーブ(戻し)を待ちトライアングルの上辺がサポートを抜けないか確認し、大陽線が来るまで待とう。大陽線後、トレンドが確認できたらエントリー。
トレード例
- エントリー: $1,220
- 損切り: $1,210, トライアングル上辺
- 損切り幅: $10
- 目標価格: $1,260
- 利確幅: $40
- リスクリワードレシオ: 1:4
一般トレーダーは、2%の上抜けを待つべきだ。リターンムーブ(戻し)を待ちエントリー。エントリーポイントは慎重なトレーダーと一緒である。違いは、上抜け度合いによって示されるリスクである。
積極的なトレーダーは、リターンムーブ(戻し)やストップロスのリスクの上で、現在ロングエントリーするだろう。
トレード例
- エントリー: $1,232
- 損切り: $1,229, 心理的にキリがいい数字より下
- 損切り幅: $3
- 目標価格: $1,260,
- 利確幅: $28
- リスクリワードレシオ: 1:9