ツイッター(NYSE:TWTR)の決算は木曜日の市場が始まる前に発表が予定されている。
予想売上高は6億9994万ドル、EPSは0.14ドルである。
過去6四半期では、ツイッターの売上は上図のように予想を上回ってきた。しかし、20%以上の下落を止めることはできなかった。第2四半期決算でユーザー数の増加が100万人の予想を下回った。さらにフェイクアカウント削除を推し進めており、今後ユーザー数が減ることが予想されるとの発表後、ツイッター株は嫌気売りに押されている。
他のソーシャルメディア同様に、悪質かどうかを見分けるアカウント認証の問題を解決・運用するのは簡単なことではない。
また、今日Teslaのイーロン・マスクCEOのアカウントが、ハッキングされた疑いがあると誤って判断され、凍結されたことが話題になっている。
悪質なボットやフェイクアカウントの削除によって健全なプラットフォームを維持することが、ツイッターの投資家に示すべき使命である。また、このような悪質なアカウントによる問題は、ツイッターの今後のユーザーの伸びや、利益成長などの見通しを難しくさせている。
6月の48ドルという最高値以来40%以上下落したツイッター株は、今バーゲンセールだろう。
また、テクニカル的にもツイッター株は底を打ったサインが見られる。
ツイッター株は、2018年4月に下落した時の安値である26ドルの水準で支えられている(上図:細い紫色)。
また、価格は200日の移動平均線(上図:赤)に支えられ、50日の移動平均線(上図:緑)はその200日線をすでに上抜けしゴールデンクロスを形成している。100日の移動平均線(上図:青)もまた上昇しており、200日線を越えようとしている。
MACDは、短いMAが長いMAを上回りつつ、下落基調から徐々に上がり買いサインを発している。RSIのモメンタムは7月から9月にかけて上昇しているが、価格は下降トレンドで「正の発散」の状態だ。RSIは8月下旬に記録した54レベルを上回り、「買いサイン」を発している。
トレード戦略ーロングエントリー準備
慎重なトレーダーは、上昇基調のピーク&トロウ(山と谷)を形成し、上昇トレンドを見極めてエントリー。
一般トレーダーは、調整の中で8月下旬の安値より上で終値を迎えることを待ち、大陽線で方向確定まで待つ。
積極的なトレーダーは、小ロットでストップ・ロスを設定しエントリーするか、長期ポジションとしてロングするかである。9月以来最も高い終値であり心理的にキリがいい30ドルで終値を迎えることは、ツイッター株は底を打った可能性を高める。また、RSIが54より上で最高値をつけることで拍車がかかる。
短期ポジション
- エントリー: 31
- 損切り: 30
- 損切り幅: 1
- 目標価格: 36
- リスクリワードレシオ: 1:6
中期ポジション
- エントリー: 31
- 損切り: 30
- 損切り幅: 1
- 目標価格: 47, 6月のピーク
- リスクリワードレシオ: 1:16