2017/06/05【商品相場展望】
ドル安の流れは本物か!?
目次
●ユーロドル:ユーロ高継続中
●米10年債利回り・ドルインデックス:ドル安の流れ継続
●白金:ドル安で海外高となるか
●金:ドル安を受けて上昇継続
●原油:下ヒゲまで下落あるか
●日経225:円高でも上昇
週末発表の米国雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想より悪く、ドル安になっています。
ただし、個人的には、予想より悪いものの数字自体はそれほど悪い結果とは言えず、市場がドル安志向になっているための結果と捉えています。
そのため来週のFOMCでは予定通り利上げが行われるでしょう。
その中で、6/8にはコミー前FBI長官の証言とECB理事会があり、ドラギ総裁の発言に注目が集まります。
ユーロドル:ユーロ高継続中
ユーロ高は継続中です。
米10年債利回り・ドルインデックス:ドル安の流れ継続
米10年債利回りやドルインデックスは、下降傾向にあり、それがドル安の流れが継続するひとつの要因になってます。
白金:ドル安で海外高となるか
商品相場はというと、まず白金ですが、
ドル安の流れで、ドル建てはしっかりしています。
一方、円建ては、一目均衡表の雲で抑えられている状況です。
こちらは、ユーロドルと、東京白金週足のチャートです。
とても良く似た動きになっています。
ドル安の流れが続けば、海外白金の上昇を通して、東京白金も上昇の動きとなる可能性があるとみています。
金:ドル安を受けて上昇継続
ドル建て金、東京金ともに、上昇を見せています。
ただし、ETFに増加の動きはなく、大きな資金が動いての上昇ではないため、大きなトレンドになるかは疑問です。
原油:下ヒゲまで下落あるか
下ヒゲを試せば買い場になるとお話しておりましたが、北海ブレント原油は一時50ドルを大きく割り込みました。
さらなる下落とはならず、中東情勢の緊迫化もあり反発しています。
日経225:円高でも上昇
企業業績を伴っての上昇となっています。
円高でも株価が下がらないことから、相場の堅調さがうかがえます。
PERは14倍前半で過熱感はなく、引き続き堅調な相場が期待できると見ています。
当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。
本コラムは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的として提供するものではありません。本コラムの情報は、正確を期しておりますが、その内容等を保証するものではありません。また、本コラムに記載された意見や展望などは、個人的な見解に基づく情報であり、本コラムにより被った損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。お取引の最終判断はお客様ご自身でなさるようお願い致します。
※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。
ドル安の流れは本物か!?
目次
●ユーロドル:ユーロ高継続中
●米10年債利回り・ドルインデックス:ドル安の流れ継続
●白金:ドル安で海外高となるか
●金:ドル安を受けて上昇継続
●原油:下ヒゲまで下落あるか
●日経225:円高でも上昇
週末発表の米国雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想より悪く、ドル安になっています。
ただし、個人的には、予想より悪いものの数字自体はそれほど悪い結果とは言えず、市場がドル安志向になっているための結果と捉えています。
そのため来週のFOMCでは予定通り利上げが行われるでしょう。
その中で、6/8にはコミー前FBI長官の証言とECB理事会があり、ドラギ総裁の発言に注目が集まります。
ユーロドル:ユーロ高継続中
ユーロ高は継続中です。
米10年債利回り・ドルインデックス:ドル安の流れ継続
米10年債利回りやドルインデックスは、下降傾向にあり、それがドル安の流れが継続するひとつの要因になってます。
白金:ドル安で海外高となるか
商品相場はというと、まず白金ですが、
ドル安の流れで、ドル建てはしっかりしています。
一方、円建ては、一目均衡表の雲で抑えられている状況です。
こちらは、ユーロドルと、東京白金週足のチャートです。
とても良く似た動きになっています。
ドル安の流れが続けば、海外白金の上昇を通して、東京白金も上昇の動きとなる可能性があるとみています。
金:ドル安を受けて上昇継続
ドル建て金、東京金ともに、上昇を見せています。
ただし、ETFに増加の動きはなく、大きな資金が動いての上昇ではないため、大きなトレンドになるかは疑問です。
原油:下ヒゲまで下落あるか
下ヒゲを試せば買い場になるとお話しておりましたが、北海ブレント原油は一時50ドルを大きく割り込みました。
さらなる下落とはならず、中東情勢の緊迫化もあり反発しています。
日経225:円高でも上昇
企業業績を伴っての上昇となっています。
円高でも株価が下がらないことから、相場の堅調さがうかがえます。
PERは14倍前半で過熱感はなく、引き続き堅調な相場が期待できると見ています。
当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。
本コラムは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的として提供するものではありません。本コラムの情報は、正確を期しておりますが、その内容等を保証するものではありません。また、本コラムに記載された意見や展望などは、個人的な見解に基づく情報であり、本コラムにより被った損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。お取引の最終判断はお客様ご自身でなさるようお願い致します。
※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。