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上昇するための「起爆剤」に欠ける日本の株式市場

発行済 2016-09-30 23:41
更新済 2023-07-09 19:32

 日本の株式市場は横ばいの動きが続いている。中国発世界同時株安のため、今年2月には日経225平均が一時14,000円台まで下落。このまま暴落が続くかに思われた。しかしその後はやや落ち着き、15,000~17,000円のレンジで半年以上横ばいが続いてきた。
 為替は2月以来円高が続いており、2月頭の1ドル=120円から現在では100円と、20円も動いた。これだけ円高になれば日経平均も16,000円台ではなくもっと下がっていてもおかしくないのだが、日銀がETFを購入し続けていることもあって16,000円台に留まっている。
 ただ今後の予定を見ても、株式市場が上昇するに十分な「起爆剤」と言えるほどの材料は見当たらない。2013年前半は猛烈な勢いで上昇していたが、それはアベノミクスの開始・異次元緩和の開始という材料があったからだ。また2015年前半も大きく上昇し日経が15年ぶりに2万円を超えたが、これも2014年10月の追加緩和が上昇の材料となった。
 しかしこれから先に何があるだろうか?日銀は今年になって大きな追加緩和を3回行っている。1月のマイナス金利導入発表。7月のETF購入の6兆円への増額。そして9月の長期金利目標の導入だ。どれも株式市場を中長期的に押し上げるほどの材料にはならなかった。1月の時を例に挙げると、マイナス金利発表後数日は上昇したが、それ以上続かなかった。
 2014年から始まったNISAのような材料があれば上がるかもしれないが、NISAはすでに導入済みだ。そして2016年から始まったジュニアNISAは、口座数は伸びず低調なままだ。
 2016年末から2017年にかけて、あまりいい材料は見当たらない。株式市場はこのままさえない動きが続く可能性が高いと思われる。

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