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世界の株式市場はまた上昇相場に戻れるのか

発行済 2016-03-05 01:33
更新済 2023-07-09 19:32

 1月~2月前半に襲ってきた嵐のような世界同時株安も、2月後半になってだいぶ落ち着いた。日本では日経225平均が2月12日に14,000円台まで下落したが、その後は上昇し3月4日にはついに17,000円を回復した。海外の主要市場も似たような動きだった。
 2016年は年明けから暴落に見舞われたため、今の時期になってようやく株式市場に明るい兆しが見えてきた。では、もう暴落は来ないのだろうか?そう願いたいが、実際には世界にリスク要因がいくつも存在している。
 例えば欧州を見ると、6月にはイギリスがEU離脱を問う国民投票を行う。ここで離脱賛成派が過半数を取ったら、イギリスのEU離脱が加速。経済的にナンバー2のイギリスを失えば、そのままEU崩壊にもつながりかねない。
 欧州にはさらに、難民問題もある。欧州の難民危機は昨年夏から深刻化し、冬の間は気候が厳しいため多少なりとも新しくやってくる難民の数は減っていた。しかしこれからまた気温が上がり、難民が旅をしやすい環境になってくる。そうなると難民の数が激増し、EUの対応能力を超えてしまう可能性がある。
 中国経済の減速もリスク要因となる。中国経済の減速は去年頃から鮮明になっており、また6月以降には上海株式市場も暴落した。すでに市場は中国の減速をかなり織り込んではいるが、さらに状況が悪化するかも知れない。
 また原油安も、ロシアやベネズエラなどに経済危機をもたらしている。2月になって産油国が生産水準凍結で合意したため多少は反騰しているが、まだ35ドル付近でかなり低い水準にある。
 ともかく世界経済のリスク要因はいろいろあり、何か1つでも悪い方向に動けばまた株式市場が暴落してもおかしくない。

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