1246GMT 2日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
3日終値 前営業日終値
株 FT100 4383.42(‐93.60) 4477.02
クセトラDAX 5054.53(‐89.53) 5144.06
金 現物午後値決め 976.75 980.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.790 (‐0.015) 0.775(0.755)
独連邦債2年物 1.434(1.419)
独連邦債10年物(6月限) 119.90 (+0.89) 3.571(3.650)
独連邦債30年物 4.327(4.472)
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<為替> ドルが対ユーロで上昇。年初来安値の水準から値を戻した。ロイターのイン
タビューで、中国・日本・インド・韓国の金融関係筋が、米国のソブリン債格付けが引き
下げられた場合でも引き続き米債を購入する方針を示唆し、ドルを支援した。
<株式> ロンドン株式市場は続落。商品(コモディティ)・銀行株が軟調となったほ
か、配当落ちとなったボーダフォンが下落した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時4359.33の安値をつけた。
石油株の下げが目立った。BP
ープ
した。石油株は、原油価格に追随してこのところ上昇していた。
金属価格が下落するなか鉱山株に売りが出た。ベダンタ・リソーシズ
トラータ
ント
銀行株も安い。バークレイズ
ビ首長国の政府系投資機関である国際石油投資会社(IPIC)が前日、同行株の11%
超を売却した。バークレイズは前日13.5%下落していた。
HSBC
が同行株の3%近くについて売却するとのうわさがあるとトレーダーが指摘した。
サード・グループの幹部は売却のうわさを否定した。同グループとHSBCはともにコ
メントを控えている。
その他銀行株では、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
イズ・バンキング・グループ
銀行
ボーダフォン
、
WPP
食品小売株に買いが入った。カゼノブが同セクターの投資判断を「アンダーウエート」
から「ニュートラル」に引き上げた。テスコ
欧州株式市場は大幅安。金融やエネルギー、資源関連株などに売りが出た。予想よりも
弱い米経済指標が経済や企業業績の回復期待に水を差したという。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は17.78ポイント(2.01%)
安の868.10。
年初からの上昇率は4.3%、3月9日の最安値からは34.5%上昇している。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は50.78ポイント(2.00%)安
の2483.39。
株式を「オーバーウエート」から「ベンチマーク」に引き下げたクレディスイスは、調
査リポートで「リスク選好は2007年11月以来の水準に回復した。株式だけでみたリ
スク選好は熱狂的(euphoric)な水準に達している」と述べた。
DJユーロSTOXX欧州銀行株指数<.SX7P>は3月9日から6月1日までに116%
上昇。クレディスイスでは、金融株について、さらに買い上がるためには最も楽観的な正
規化収益(normalized earnings)予想を織り込む必要があると指摘した。
フィンランドの大手携帯電話メーカー、ノキア
代層で減退しているとの調査が嫌気された。
55%の減益と2009年の販売目標を引き下げたコングロマリットの仏ブイグ PA>は7.9%下落。 原油価格が3%値下がりするなか、レプソル も3.0%下落した。ENI <ユーロ圏債券> 上昇。超長期独連邦債の入札が好調だったことや、このところ上昇 していた株式が軟調となったことが支援材料となり、10年債利回りは1週間ぶり低水準 をつけた。 米指標も債券の上値を抑える内容とはならなかった。 独連邦債先物 イターのチャートによると、1日の上昇としては4月20日以来の大きさとなった。 清 算までの取引量は120万枚と2008年12月4日以来の高水準だった。 独連邦債30年物 受けてアウトパフォームし、利回りは13.8ベーシスポイント(bp)低下の 4.321%となった。 2・10年債のスワップカーブは一時、1999年のユーロ導入以来の水準にスティー プ化した。 モニュメント証券の債券アナリスト、マーク・オストワルド氏は、独連邦債の入札でお う盛な需要が見られたことが主な支援材料となったと指摘し、「景気回復が不確かな中、 長期債利回りの上昇は確実ではないことから、金利に着目する向きは模様眺めをして流通 市場で購入することを選択しなかった」と述べた。 1555GMT時点で、独連邦債先物は86ティック高の119.87。 独連邦債2年物 は8.6bp低下し3.565%。 2・10年債の利回り格差は一時、ロイターのデータでユーロ導入以来の水準である 228bp近くに拡大した。スワップスプレッドも一時205bpをつけたが、後に 200bpを下回る水準となった。 あるトレーダーは、欧州中央銀行(ECB)が4日に発表するカバードボンド買い入れ 計画の詳細に中身がなければ、利下げを予想する向きが増え、2・10年債の利回り格差 が一段と拡大する可能性を指摘した。 この日はバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会で証言したが、独連邦債は 反応薄だった。 [東京 4日 ロイター]