[カラカス 13日 ロイター] - ベネズエラ中央銀行の13日の発表によると、8月のインフレ率は前月比8.2%で、7月にいったん7.5%に鈍化していた伸び率が再び加速した。
ロイターの計算では8月の前年同月比は114.1%上昇と、中南米で最も高インフレ国となった。
中銀データによると、8月は通信セクターが携帯電話やインターネット料金引き上げの影響で前月比81.8%上昇。教育サービスも12.5%上昇した。中銀は1-8月の全体では前年同期比60.5%上昇とした。
7月は為替相場の安定などが前月比のインフレ抑制に寄与したが、8月は公的支出増大のほか、通貨ボリバルが下落したことで再びインフレ圧力が高まったとみられている。