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2015年1月には米Effyis社(以下、Effyis)を子会社化し、ソーシャル・ビッグデータの流通企業として、世界トップの地位を確立している。
2015年12月期(2015年1月−12月)の連結業績はEffyisの子会社化により、売上高が前期比2.4倍増の2,439百万円、営業利益が同11.0%増の126百万円となった。
売上高に対して営業利益の伸びが低く見えるが、これはEffyisの子会社化に伴うM&A関連費用や減価償却費の増加が主因で、EBITDA(償却前営業利益)では前期比2.3倍増の488百万円と大幅増益となっている。
2016年12月期の業績は、売上高が前期比2.5%増の2,500百万円、営業利益が同22.9%減の97百万円と保守的に見込んでいる。
今期はアジア展開に向けてM&Aなどの積極投資を予定しており、その動向によって業績も変動する可能性があるためだ。
同社は中期目標として2020年12月期に売上高100億円、海外売上比率80%を目指している。
インバウンド消費の動向分析サービスを国内外で展開していく戦略だ。
具体的には、2016年に「図解中国トレンドExpress」のアジアへの横展開、中国人以外のインバウンド消費動向分析サービスの国内展開を開始するほか、2017年には中国人以外の消費動向分析サービスのアジアでの展開を予定している。
これらの事業投資で合計800百万円程度が必要となるが、その資金として2016年1月に第三者割当による新株及び新株予約権を発行しており、合計で1,600百万円を調達する予定となっている。
企業の経営戦略においてソーシャル・ビッグデータの利活用の重要性はますます高まっており、国内からグローバルへと事業展開を進める同社の成長期待も大きい。
当面は投資が先行する格好となるが、着々と将来の成長に向けた事業基盤の構築は進んでおり、今後の展開が注目されるだろう。
■Check Point ・世界最大のソーシャルメディアデータ流通企業としての地位を確立 ・Effyisの子会社化や新サービスの順調な立ち上がりで大幅増収 ・今期は「ソーシャルメディア×観光」の切り口でビジネス展開 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
2015年1月には米Effyis社(以下、Effyis)を子会社化し、ソーシャル・ビッグデータの流通企業として、世界トップの地位を確立している。
2015年12月期(2015年1月−12月)の連結業績はEffyisの子会社化により、売上高が前期比2.4倍増の2,439百万円、営業利益が同11.0%増の126百万円となった。
売上高に対して営業利益の伸びが低く見えるが、これはEffyisの子会社化に伴うM&A関連費用や減価償却費の増加が主因で、EBITDA(償却前営業利益)では前期比2.3倍増の488百万円と大幅増益となっている。
2016年12月期の業績は、売上高が前期比2.5%増の2,500百万円、営業利益が同22.9%減の97百万円と保守的に見込んでいる。
今期はアジア展開に向けてM&Aなどの積極投資を予定しており、その動向によって業績も変動する可能性があるためだ。
同社は中期目標として2020年12月期に売上高100億円、海外売上比率80%を目指している。
インバウンド消費の動向分析サービスを国内外で展開していく戦略だ。
具体的には、2016年に「図解中国トレンドExpress」のアジアへの横展開、中国人以外のインバウンド消費動向分析サービスの国内展開を開始するほか、2017年には中国人以外の消費動向分析サービスのアジアでの展開を予定している。
これらの事業投資で合計800百万円程度が必要となるが、その資金として2016年1月に第三者割当による新株及び新株予約権を発行しており、合計で1,600百万円を調達する予定となっている。
企業の経営戦略においてソーシャル・ビッグデータの利活用の重要性はますます高まっており、国内からグローバルへと事業展開を進める同社の成長期待も大きい。
当面は投資が先行する格好となるが、着々と将来の成長に向けた事業基盤の構築は進んでおり、今後の展開が注目されるだろう。
■Check Point ・世界最大のソーシャルメディアデータ流通企業としての地位を確立 ・Effyisの子会社化や新サービスの順調な立ち上がりで大幅増収 ・今期は「ソーシャルメディア×観光」の切り口でビジネス展開 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)