[アルワクラ(カタール) 24日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は24日、各地で1次リーグの試合を行い、G組ではスイスがカメルーンを1─0で退けた。
前半はカメルーンが優勢に試合を進めたものの、スイスは後半開始直後の3分にブレール・エンボロが均衡を破るゴールを決め、これが決勝点となった。
カメルーンのヤウンデ出身でスイスのバーゼルで育ったエンボロは、得点を決めた際に出身国への敬意でゴールを喜ぶパフォーマンスを控えていた。
スイスのムラト・ヤキン監督はその件について「彼のストーリーは認識している。私は試合前、彼に『ブレール、始まるまでは友達だが、キックオフすれば敵だ』と話した。サッカーではこういった物語が紡がれるが、彼は自分の使命を全うした。パフォーマンスに非常に満足している」と語った。