米国雇用統計は最も重要な経済指標のひとつで、とくに為替相場への影響が大きいことは、皆さんご存知のとおりです。
この米国雇用統計発表にあたって、「じぶん銀行」がユニークな取り組みを実施しているのでご紹介します。
米国雇用統計は、原則、毎月第一金曜日に発表されますが、多くのケースで発表直後に為替相場が動きます。
じぶん銀行では一般のユーザーを対象に、その動向を予想してもらっています。
米国雇用統計発表直後と30分後を比較して「円安ドル高」または「円高ドル安」のどちらになるかを予想しているようです。
現在、そのページでは、前回予想の振り返りが掲載されています。
一般投資家予想は円安ドル高が64%でしたが、12月2日の発表直後の30分間は円安ドル高に変動したと記載されています。
一般投資家の64%の予想が当たったことになりますね!
また、1月6日発表の米国雇用統計に向けて、一般の人たちからの予想投票を集計中。
投票受付が終わったことで、じぶん銀行による次回雇用統計の見通しレポートが掲載されています。
レポートによれば、『前月からの「失業率」の大幅な低下は、「労働参加率」の低下によるものであり、数字ほど好感できる内容ではない』とのこと。
一方で『11月の賃金データは予想比下振れましたが、「失業率」の低下により今後賃金上昇が加速されることが期待されます』と伝えています。
また、今後のドル円相場の今後の見通しについても掲載されていて、それらの一部を紹介すると『ドル売りポジションの解消は相応に進みましたが、ドルは大きく下がりづらいと考えます』『米長期金利の上昇はもろ刃の剣であり、米10年債の3%に向けての急上昇は、新興国通貨・株式下落を通じて米ドル/円の下落要因ともなりうるでしょう。
米金利動向は今後も要注目です』などとなっています。
詳しい内容は、じぶん銀行ウェブサイトの「米国雇用統計」のページをご覧になってみてください。