■NY株式:ダウは32ドル安、材料不足も政策期待が下支え
NYダウ ナスダック
終値 :19941.96 終値 :5471.43
前日比:-32.66 前日比:-12.51
始値 :19968.97 始値 :5482.63
高値 :19986.56 高値 :5486.26
安値 :19941.96 安値 :5465.31
21日の米国株式相場は下落。
ダウ平均は32.66ドル安の19941.96、ナスダックは12.51ポイント安の5471.43で取引を終了した。
欧州株がほぼ全面安となったことで寄付き後から下落した。
医薬品・バイオセクターに売りが広がったほか、相場動意材料にも乏しく終日軟調推移となったが、次期政権への政策期待から下値は限られた。
セクター別では、耐久消費財・アパレルや食品・飲料・タバコが上昇する一方で不動産や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
コンサルティングのアクセンチュア(ACN)は12-2月期の業績見通しが予想を下振れ、下落。
短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は最高技術責任者(CTO)の退社が報じられ、軟調推移。
運送会社のフェデックス(FDX)は決算内容が嫌気され、売られた。
一方で、スポーツ用品のナイキ(NKE)は好決算を発表し買われた。
マーケット終了後に半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)が発表した9-11月期決算は、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。
時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:イタリアの金融不安後退でユーロ反発
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、117円13銭から117円87銭まで上昇し、117円55銭で引けた。
この日発表された米11月中古住宅販売件数は予想外の増加となったことから、好調な住宅市況を好感してドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0418ドルから1.0451ドルまで上昇し、1.0425ドルで引けた。
ユーロ圏12月消費者信頼感指数は予想以上に改善したことや、イタリア上院が銀行支援のため債務を200億ユーロ拡大する政府の要請を承認したとの報道を受けてイタリアの金融システムへの懸念はやや後退した。
ユーロ・円は、122円20銭から122円87銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2391ドルへ上昇後、1.2336ドルへ反落した。
ドル・スイスは、1.0227フランへ下落後、1.0269フランへ反発した。
■NY原油:反落で52.49ドル、米原油在庫の増加を嫌気
NY原油は反落(NYMEX原油2月限終値:52.49↓0.81)。
高値は23時10分の53.62ドル、安値は3時20分の52.32ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫が225万バレルの増加と市場予想(230万バレルの減少)とは逆の内容となったことから、需給の緩みが嫌気されて売りに押された。
一方、ドル指数が103.0前後で推移するなど、為替市場ではドル高が一服。
割高感が意識されなかったことから、原油価格の下値は限定的となった。
日足チャートでは、マドを伴う急騰後、長い上影(上ひげ)を残している。
50ドル台前半でのもみ合いが継続しているが、下値は徐々に切り上げる格好に。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.63ドル -0.08ドル(-0.35%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.37ドル -0.13ドル(-0.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)241.44ドル -1.65ドル(-0.68%)
インテル(INTC) 36.98ドル -0.23ドル(-0.62%)
アップル(AAPL) 117.06ドル +0.11ドル(+0.09%)
アルファベット(GOOG) 794.56ドル -1.86ドル(-0.23%)
フェイスブック(FB) 119.04ドル -0.05ドル(-0.04%)
キャタピラー(CAT) 93.82ドル -0.52ドル(-0.55%)
アルコア(AA) 30.43ドル +0.27ドル(+0.90%)
ウォルマート(WMT) 71.24ドル -0.58ドル(-0.81%)
スプリント(S) 8.41ドル -0.02ドル(-0.24%)