サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

萩原電気 Research Memo(5):自動運転化やIoTへの対応強化等を進めるために人材に積極的投資

発行済 2017-01-10 15:54
更新済 2017-01-10 16:00
萩原電気 Research Memo(5):自動運転化やIoTへの対応強化等を進めるために人材に積極的投資
7467
-
■萩原電気 (T:7467)の2017年3月期の業績見通し

会社は2017年3月期の連結業績を、売上高97,000百万円(前期比4.0%増)、営業利益2,810百万円(同6.8%減)、経常利益2,720百万円(同6.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,850百万円(同3.3%減)と予想しており、これは期初予想と変わっていない。
上半期の業績は期初予想を上回ったものの、自動車生産の状況や新大統領登場による米国経済の動向が不透明であることなどから、通期の予想は据え置いている。


セグメント別の売上高は、デバイスビジネスユニット事業は79,500百万円(同4.5%増)を見込んでいる。
主要顧客であるトヨタ自動車のグローバルでの生産台数は微増の見通しであり、自動運転機能の実現に向けた自動車の電子化・電動化の進展による需要増が期待できることに加え、デンソーがトヨタ以外も含めて世界的に拡販を目指していることなどから、前期比で増収を見込んでいる。
また海外売上高は顧客の現地調達がさらに進むことから、9,000百万円(前期約8,272百万円)が予想されている。


ソリューションビジネスユニット事業の売上高は17,500百万円(同1.9%増)を見込んでいる。
好調な企業業績によって製造業の設備投資、研究開発投資は底堅く推移する見通しだが、ここへきて為替がやや円高に振れていることから顧客が投資に対して慎重になる可能性もあるので、増収率は控えめに予想している。
一方で安全運転やIoT等への投資は引続き高水準で推移すると期待され、同社が得意とするFA/計測系商材の売上増を見込んでいる。


一方で、来るべき自動運転化やIoTへの対応強化、各種のソフト開発力強化を進めるために、人材に積極的に投資を行う計画で、これらの人件費増を含めて販売管理費は6,949百万円(前期比7.1%増)を予定している。
この結果、営業利益は前期比で減益を予想している。
しかしこれらの経費は同社の裁量で減らすことも可能で、経費が予定ほど増えなければ増益の可能性もある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます