19日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。
18日の米国市場は、NYダウが100ドルを超す下落となった。
英国のメイ首相は、下院を解散して6月8日に総選挙を実施する意向を表明するなか、先行き不透明感から欧州市場が全面安となったことが嫌気されている。
また、決算発表が本格化するなか、主要企業の冴えない決算なども重しとなっている。
この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の18330円、円相場は1ドル108円40銭と円高に振れている。
欧米市場の下落影響から、日経平均は再び下値模索の展開になろう。
また、23日にはフランス大統領選挙の第1回投票日を迎える。
足元では地政学リスクが若干和らいできたものの、欧州の不透明要因が積極的な売買を手控えさせることになりそうだ。
また、米決算についても、ゴールドマン・サックスの1-3月期は大幅増益ながらも、予想を下回っており、決算を手掛かりとした物色も期待できない。
そのため中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かいやすいほか、テーマ株での循環物色にとどまりそうである。
防衛関連のほか、設備投資関連、AR/VR関連の一角に注目。
もっとも、資金の逃げ足は速く、フットワークは求められるだろう。
(村瀬智一)
18日の米国市場は、NYダウが100ドルを超す下落となった。
英国のメイ首相は、下院を解散して6月8日に総選挙を実施する意向を表明するなか、先行き不透明感から欧州市場が全面安となったことが嫌気されている。
また、決算発表が本格化するなか、主要企業の冴えない決算なども重しとなっている。
この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の18330円、円相場は1ドル108円40銭と円高に振れている。
欧米市場の下落影響から、日経平均は再び下値模索の展開になろう。
また、23日にはフランス大統領選挙の第1回投票日を迎える。
足元では地政学リスクが若干和らいできたものの、欧州の不透明要因が積極的な売買を手控えさせることになりそうだ。
また、米決算についても、ゴールドマン・サックスの1-3月期は大幅増益ながらも、予想を下回っており、決算を手掛かりとした物色も期待できない。
そのため中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かいやすいほか、テーマ株での循環物色にとどまりそうである。
防衛関連のほか、設備投資関連、AR/VR関連の一角に注目。
もっとも、資金の逃げ足は速く、フットワークは求められるだろう。
(村瀬智一)