【小幅高となる】19250-19450円のレンジを想定=村瀬 智一
1日のNY市場はまちまち。
米議会の与野党幹部が9月末までの会計予算案で合意し、政府機関閉鎖への懸念後退から買いが先行。
ハイテク株を中心に買いが広がったものの、原油安に加えてインフレ指標の一つであるPCEコア指数が前月から減少し、4月ISM製造業景況指数が予想を下振れた。
また、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での発表内容を見極めたいと思惑から手控えムードとなり、終日上値の重い展開となった。
ダウ平均は27.05ドル安の20913.46、ナスダックは44.00ポイント高の6091.60。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の19345円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、底堅い相場展開になそうだ。
昨日は連休の谷間ながらも日経平均は3営業日ぶりに反発。
やや利食い先行で始まったが、75日線が支持線として機能する格好で切り返しをみせており、5日線を回復したほか、終値ベースでは3月21日以来の19300円を回復している。
一目均衡表では雲下限での底堅さが意識されるなか、その後の切り返しで僅かではあるが、雲上限を上回ってきている。
価格帯別出来高では19200-19500円処が一番積み上がりをみせているため、強弱感が対立しやすく、戻り待ちの売り圧力が意識されてくるところである。
ただ、レンジ下限での底堅さがみられており、戻り売りを吸収。
今後商いが一番積み上がっている19400-19500円処ではさすがに強弱感が対立することになろうが、この水準を試してくる可能性もありそうだ。
19250-19450円のレンジを想定。