債券先物は150円台前半で推移か、米長期金利上昇で上値の重さは払拭されず/債券・金利 今日のポイント 2018年02月08日(木曜日)−株式会社フィスコ 担当 小瀬 正毅 問合せ先:03-5774-2444 newsadmin@fisco.co.jp
今日のポイント *07:50JST 債券先物は150円台前半で推移か、米長期金利上昇で上値の重さは払拭されず
<円債市場> 7日 債券先物3月限終値:150円48銭 レンジ:150円37銭-49銭 31975枚
本日8日の債券先物3月限は150円台前半で推移し、上値が重い展開となりそうだ。 米長期金利の上昇を意識した相場展開となりそうだ。リスク回避的な債券買いは 縮小すると予想され、10年超のカーブスティープニングを想定した取引が増える とみられる。
・債券先物3月限想定レンジ:150円30銭-50銭 10年債利回り:0.07%-0.08%
<米国債概況> 7日の米国長期債相場は続落。米上院指導部は2年間の予算で超党派の合意が成立したと 発表したことが要因。報道によると、国防と非国防費について3000億ドル近い支出増加を 盛り込む内容となっており、上院共和党の一部議員によると、この法案は連邦債務に関す る法定上限の適用を2019年3月まで停止することなども盛り込まれており、同法案は8日に 上院で採決されることが見込まれているようだ。 7日に行われた10年国債入札では最高落札利回りが2.811%、間接落札比率は67.50%、応 札倍率は2.34倍となった。間接落札比率と応札倍率は前回実績を下回った。10年国債 入札はやや低調な結果となった。10年債利回りは取引終了時点にかけて2.859%近辺まで上 昇した。 カーブは短・超長期、中・長期間でスティープニング。2年-10年は71.00bp、5年-30年は 55.55bp近辺で引けた。2年債利回りは2.12%(前日比:+1bp)、10年債利回りは2.84%(同 比:+4bp)、30年債利回りは3.11%(同比:+4bp)で取引を終えた。
[本日の主要政治・経済イベント]
<国内> ・08:50 12月経常収支(予想:+1兆569億円、11月:+1兆3473億円) ・14:00 鈴木日銀審議委員会見
<海外> ・時間未定 中・1月輸出(前年比予想:+10.7%、12月:+10.9%) ・時間未定 中・1月輸入(前年比予想:+10.6%、12月:+4.5%) ・16:00 独・12月貿易収支(予想:+210億ユーロ、11月:+237億ユーロ) ・18:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告 ・18:15 カプラン米ダラス連銀総裁が討論会参加(独フランクフルト) ・21:00 英中銀金融政策委員会(政策金利は0.50%に据え置き予想) ・21:00 英中銀金融政策委員会の議事要旨 ・21:00 英中銀四半期物価報告 ・22:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し関連) ・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.2万件、前回:23.0万件) ・23:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁あいさつ・質疑応答 ・03:00 米財務省30年債入札(160億ドル) ・米暫定予算期限切れ 《MK》