インフレ圧力が緩和したことでドルが安値から回復したため、金価格は金曜日に下落した。
ニューヨーク商品取引所の12月限 金先物は、株式市場が2016年6月以来の最大の下げ幅となった後、午後10時55分時点で0.15%安の1225.70となっている。
低いインフレ率や米ドルの上昇につながる利上げ期待を冷やすことは、金を押し上げる。
木曜日に発表された9月の消費者物価指数は予想を下回ったが、引き続き安定してインフレ率は上昇しており、連邦準備制度理事会が緩やかな利上げを続けるように圧力がかかっている。
金利の上昇は、金価格の懸念材料であり続けるだろう。金利の上昇と米国債利回りの上昇は、ドルを押し上げる一方で、金に対する魅力を弱める。
貴金属は、通常ドル建てであり、ドルの動きに敏感なため、ドルが上昇すると下落する。金はドルが上昇すると他の通貨保有者にとってはより高価になり、下落すると安くなる。
ドルインデックスは、0.31%高の95.00を記録した。
他の金属では、銀先物は0.58%上昇し、1トロイオンスあたり14.690ドル、プラチナ先物は0.28%安の844.20ドル、パラジウム先物は0.07%増の1オンスあたり1,075.90ドルとなった。 銅先物は0.36%高の1ポンドあたり2.813ドルだった。