こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
10/23付の「DailyOutlook」では、日経平均の今期予想PERについて考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『日経平均の今期予想PERは昨日時点で13.0倍に留まっている。
2015年以降の平均値14.8倍を下回り、統計学的にレンジのほぼ下限ゾーンに相当(平均値−1標準偏差)する13.5倍をも下回っている。
このようにPERが低水準にある背景には、企業業績(予想EPS)は堅調と見込まれることがある。
米国の通商問題を巡る懸念や地政学リスクなどは先行きの不透明感を強めPERの低下要因となるものの、業績に失速感はなく株式市場が過度に悲観的になっているのではないか。
仮に来期10%減益を見込んでもPERは14.5倍であり、業績からみた下値余地は限定的といえよう』と伝えています。
続けて、今週から本格化する決算発表では、PER上昇のきっかけを掴む可能性があることを挙げ、『9月調査日銀短観によると、大企業・製造業の下期為替前提は1ドル=107.29円と保守的。
一段の円高とならない限り、為替要因での業績下方修正リスクは小さく、業績の拡大基調は続くと考えられる。
また、第1四半期決算発表では、業績の進捗率は比較的高かったものの、通期会社計画の上方修正割合は低かった。
第2四半期決算発表時に通期会社計画の修正が多い傾向があることも考慮すると、上方修正が相次ぐ可能性がある』と分析しています。
さらに、『業績拡大への自信を深め漠然とした不安の払拭で、PERの上昇が期待される』とまとめています。
最後にレポートでは、『日経平均と予想PERの推移』をグラフにして紹介しています。
詳しくは10/23付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜