4日午前、金価格はドル高が下押しとなり小幅安。FOMCメンバーの発言を前に投資家は様子見ムードとなっている。発言の内容によっては、利上げ停止の予想を裏付けるだろう
FRBのジェローム・パウエル議長、米クリーブランド地区連銀のメスター総裁、セントルイス連邦準備銀行のジェームズ・ブラード総裁は、今週末に発言を控えている。
1月のFOMCでは、FRBは利上げを中止し、インフレの弱まりと世界の景気後退が懸念される中で、利上げに対しては「忍耐強く」対応すると述べた。
金は低金利の恩恵を受ける。
日本時間14時16分時点における、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は0.4%安の1317.45となっている。
1日、安全資産である金は、前営業日に9ヶ月ぶりの高値を更新した後で下落した。しかし、2週間では1.4%高となっている。
一方、ドルインデックスは0.2%高の95.430となっている。
ドルの上昇に対応して金価格は下落する傾向がある。
中国の市場は週末および春節(旧正月)に伴い、2~10日に休場するので、今週のアジアにおける取引量は少なくなるだろう。
韓国のKOSPIも、本日休場。