鳥貴族 (T:3193):1562円(-76円)急落。
先週末に上半期の決算を発表、営業利益は3.6億円で前年同期比59.7%の大幅減益に。
従来予想の7.9億円を大幅に下回った。
また、通期予想は17.4億円から6.8億円に下方修正、価格改定以降の客数減少で店舗収益力の低下が続いているもよう。
不採算店の退店に伴う減損損失計上などで、通期最終損益は14年の上場以来初めての赤字に下方修正へ。
また、来7月期を最終年度とする中期経営計画の取り下げも発表している。
日駐 (T:2353):163円(+17円)大幅高。
先週末に上半期の決算を発表、営業利益は21.1億円で前年同期比14.0%増益となった。
第1四半期と比べてやや増益率は鈍化したものの、ほぼ従来予想線上での着地となっている。
また、発行済み株式数の0.84%に当たる280万株、5億円を上限とする自社株買いの実施を発表、取得期間は3月11日から29日までと短期間での取得を計画。
堅調な業績推移や需給改善への期待が優勢の展開に。
ホシザキ (T:6465):6870円(-710)急落。
先週末に、米国の製造販売子会社で取引などを巡る問題が生じたことを明らかにしている。
現地の監査法人に対し、監査に影響を及ぼしかねない通報があったもようで、現在は実態を調査しているようだ。
国内販売子会社の不適切取引で前12月期通期の決算開示が遅れているなか、一段の開示遅延につながるとの警戒感、さらには信頼感の低下が懸念される形となっているもよう。
日立化成 (T:4217):2386円( - )ストップ高買い気配。
日立製作所 (T:6501)が保有する同社株を売却する方向で検討に入ったと一部で報じられている。
約51%の保有株全てを売却し、売却額は3000億円を超える可能性があるとされている。
ITやエネルギー、社会インフラに経営資源を集中しているなかで、同社とのシナジーは小さいと判断したもよう。
株式取得企業は不明だが、業界再編に伴う買収プレミアムへの期待感が先行、同社にとっても従来以上のシナジーが期待できるとの見方に。
精養軒 (T:9734):1098円(+88円)大幅に3日続伸。
20年1月期の営業損益予想を前期比2.2%増の1.40億円の黒字と発表している。
競合他社との差別化を推進し、事業基盤の強化に取り組む。
19年1月期の営業損益は1.37億円の黒字(前期実績0.07億円の赤字)で着地。
未定としていた年間配当を8.00円(前期実績3.00円)に決めた。
また、中期経営計画を公表している。
24年度以降に売上高37.00億円以上(18年度34.27億円)、経常利益2.00億円以上(同1.55億円)を目指す。
HEROZ (T:4382):8560円(+670円)大幅に4日ぶり反発。
19年4月期第3四半期累計(18年5月-19年1月)の営業利益を前年同期比22.9%増の3.75億円と発表している。
AI(BtoC)サービスでスマートフォンアプリ「将棋ウォーズ」が引き続き安定していることに加え、AI(BtoB)サービスでAIサービス「HEROZ Kishin」の拡販に伴い、初期設定フィーと継続フィーが拡大した。
通期予想は前期比12.9%増の4.00億円で据え置いた。
進捗率は93.8%。
オムロン (T:6645):5340円( - )買い気配スタート。
先週末にパイオニア (T:6773)の代替として日経平均への新規採用が発表されている。
3月15日の引け値でインデックスファンドの買い需要が発生する。
大和証券の試算では、買い入れ株数は約2750万株で、約25日分の買いインパクトになるとされている。
候補銘柄の一角とはされていたが、絶対視されていたわけでもなく、ストレートに需給期待が先行。
他の候補銘柄であった村田製 (T:6981)、ルネサス (T:6723)、シャープ (T:6753)などは売りが先行。
新日建物 (T:8893):242円(+10円)大幅に反発。
19年3月期の営業利益を従来予想の15.50億円から15.90億円(前期実績11.71億円)に上方修正している。
物件の引き渡し時期のずれや販売時期の見直しがあるものの、販売したプロジェクトの利益率が当初計画を上回った。
また、販管費の削減を図ったことも利益を押し上げる見込み。
株価は前営業日まで続落しており、値頃感があるとの見方も買いを後押ししているようだ。