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金価格下落、今後2週間の中銀の政策金利が焦点

発行済 2019-07-23 13:28
更新済 2019-07-23 13:29
© Reuters.  金価格下落、今後2週間の中銀の政策金利が焦点

23日の金価格は下落している。今後2週間では各国の中銀の政策金利発表が控えている。

欧州中央銀行(ECB)は25日、そして日銀と連邦準備理事会(FRB)は来週に政策金利を決定する。

現在では、FRBは25bpの利下げを行うことがメインシナリオだとされている。

FRBとECBは、当局者による金融政策に関す発言を自粛する「ブラックアウト」期間に入っており、政策金利の憶測による市場の動きは限定的である。

午後3時55分時点で、ニューヨーク商品取引所(COMEX)における8月限金先物は、0.6%安で1418.35ドルとなっている。

本日のアジア株の上昇も、金価格への圧力となっている。日経平均株価は1%以上の上昇となり、他の主要アジア市場も軒並み上昇となった。

ゴールドマンサックス (NYSE:GS)のアナリストは、現在では金よりも日本円が安全資産として好まれていると述べる。

同社のアナリストは22日のレポートで「現在の金のインプライドボラティリティー(IV)とオプションコール・スキューは高く、円のコールを買う方が魅力的となっている」とし、「金のポジショニングが幅広くなっているため、円は戦術的により良いヘッジとなるかもしれない」とした。


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