[ボストン 15日 ロイター] - 著名投資家ウィリアム・アックマン氏は15日、同氏の投資ポートフォリオは今後も長期にわたり高いリターンを確保できると自信を示し、前日公表したウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイ (N:BRKa)への投資がそれを後押しすると説明した。
アックマン氏が率いるヘッジファンド、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの年初から8月13日までの運用リターンは48.9%に達している。
パーシング・スクエアは14日、第2・四半期にバークシャー・ハザウェイのクラスB株350万株を取得したことを明らかにした。[nL4N25A5MM]
アックマン氏は顧客への書簡で「バークシャーの株価は今後数年で大幅に上昇すると見込んでいる」とし、現在株価は割安で、短期的な収益見通しは控えめだが、将来、収益の大きな伸びが期待できると主張した。
バークシャーが保有する数ある事業の中で、特に保険事業を評価し、同業者の投資先が主に債券に限られている一方で、バークシャーの保険事業は、資産の大半を上場株式に投資することができると説明した。
「バークシャーの保険事業のこうした競争上の構造的優位性は今後も続き、さらに高まる可能性が高い」と指摘。世界で最も偉大な投資家の1人と評されるバフェット氏は、世界で最も偉大な保険会社の創設者かつ最高経営責任者(CEO)としても知られるべきだと述べた。