■NY株式:NYダウ28ドル安、スリーエム決算がダウの重しに米国株式相場はまちまち。
ダウ平均は28.42ドル安の26805.53、ナスダックは66.00ポイント高の8185.80で取引を終了した。
複数の主要企業決算を受けて買いが先行したものの、スリーエム(MMM)の決算が嫌気され、ダウは下落となり小動き。
一方でハイテク株に好決算が相次ぎ、ナスダック総合指数は終日堅調推移となった。
セクター別では、ソフトウェア・サービスや半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や電気通信サービスが下落した。
化学製品メーカーのスリーエムや自動車大手のフォード(F)は、通期見通しを下方修正し下落。
短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、決算内容が予想を下振れたほか、複数アナリストが投資判断を引き下げ20%超の急落。
一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)は、予想外の黒字転換となり大幅上昇。
決済サービスのペイパル(PYPL)やソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、決算内容が好感され堅調推移となった。
ネット小売のアマゾン(AMZN)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高は予想を上振れたものの、一株利益は下振れた。
時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円50銭まで下落後、108円65銭まで上昇して引けた。
米9月耐久財受注が予想以上に悪化したことや米国のペンス副大統領が中国に関する演説で香港や地域の軍事行動、知的所有権を巡る中国の慣行を非難したため米中対立懸念も再燃し米債利回り低下に伴うドル売りが優勢で始まった。
その後株式相場の回復に連れて債券利回りが上昇するとドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.1154ドルまで上昇後、1.1093ドルまで下落して引けた。
ドラギECB総裁が理事会後の会見で、英国の合意ない離脱の確率は低下したとの見解を示すと一時ユーロ買いが強まった。
その後、大規模な緩和を長期にわたり維持する必要があるとの見解を確認するとユーロ売りに拍車がかかった。
ユーロ・円は、121円13銭まで上昇後、120円43銭まで反落。
ポンド・ドルは、1.2927ドルまで上昇後、1.2789ドルまで下落した。
ジョンソン英首相が12月の総選挙を模索していると報じられるとポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9892フランから0.9929フランまで上昇した。
■NY原油:小幅続伸で56.23ドル、主要産油国による減産拡大への期待残るNY原油先物12月限は小幅続伸(NYMEX原油12月限終値:56.23 ↑0.26)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比0.26ドルの1バレル=56.23ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは55.41ドル−56.51ドル。
この日も原油在庫の減少を意識した買いが優勢となった。
ユーロ安を意識して上げ幅は縮小したが、石油輸出国機構(OPEC)加盟国、非加盟国による減産拡大への期待は残されており、原油先物は底堅い動きを見せた。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 31.36ドル -0.06ドル(-0.19%)モルガン・スタンレー(MS) 45.76ドル -0.15ドル(-0.33%)ゴールドマン・サックス(GS)211.05ドル -0.27ドル(-0.13%)インテル(INTC) 52.23ドル +0.51ドル(+0.99%)アップル(AAPL) 243.58ドル +0.40ドル(+0.16%)アルファベット(GOOG) 1260.99ドル +1.86ドル(+0.15%)フェイスブック(FB) 186.38ドル +0.23ドル(+0.12%)キャタピラー(CAT) 133.85ドル -1.49ドル(-1.10%)アルコア(AA) 20.74ドル -0.54ドル(-2.54%)ウォルマート(WMT) 119.10ドル -0.25ドル(-0.21%)スプリント(S) 6.28ドル -0.11ドル(-1.72%)