(T:6146) ディスコ 23760 +2460急騰。
前日に上半期決算を発表、営業益は172億円となった。
7-9月期営業益は101億円で市場予想を20億円程度上回った。
また、第3四半期累計見通しは223億円としており、10-12月期は51億円の水準に。
前四半期比で大幅減益となり、市場予想の75億円程度も大きく下回るが、保守的な計画とみられるほか、出荷計画は前四半期比で増加を見込んでおり、検収基準での第4四半期業績拡大が期待される形に。
(T:4519) 中外薬 8790 +300大幅続伸。
前日に第3四半期の決算を発表している。
累計のコア営業利益は1711億円で前年同期比65.6%の大幅増益となり、従来の通期予想である1430億円を上回った。
つれて、通期予想は2180億円にまで上方修正している。
市場コンセンサスの1700億円強の水準も大きく上回る。
主力のがん領域製品や血友病A治療薬など国内向け、ロシュ向け輸出、ロイヤリティ等収入が想定を上回る推移となっているもよう。
(T:3064) MRO 3260 +135切り返して大幅続伸。
前日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業利益は37億円で前年同期比7.6%増益、第1四半期、第2四半期と2ケタの増益であったが、増益率は鈍る形となっている。
カタログ関連コストの前倒し計上、宅配業者の値上げ発生などが増益率鈍化の要因に。
ただ、製造業向けの軟化に対する警戒感も強まっていたため、底堅い業績推移を確認で、安心感が優勢となる展開になっているもよう。
(T:3405) クラレ 1316 -99急反落。
2018年5月に米工場で発生した火災事故に関して、被害者である従業員の一部に対し、約100億円の和解金を支払うことで基本合意と発表している。
訴訟費用を含めて7-9月期に140億円を特別損失として計上するもよう。
今後、新たな損失が発生する場合は速やかに公表するとしている。
今12月期純利益見通しは380億円であり、損失規模の大きさがネガティブ視されている。
(T:7970) 信越ポリ 930 +97急騰。
前日に上半期決算を発表、営業益は39.2億円で前年同期比3.8%増となった。
第1四半期は同0.3%増であった。
堅調決算継続を受けて、通期計画の78億円、前期比4.3%減益予想からの上振れ期待なども高まる形に。
電子デバイス事業や住生活・生活資材事業が上伸している。
また、発行済み株式数の0.55%に当たる45万株を上限とする自社株買いの実施も発表し、目先の需給下支えにつながるとの期待も。
(T:4312) サイバネット 779 +84急騰。
前日に12月期通期の業績上方修正を発表。
営業利益は従来予想の15.2億円から19.8億円に増額、CAEソリューションサービス、ITソリューションサービスともに好調に推移し、経費も想定以上に抑制されたもよう。
第2四半期までの状況から上振れは想定されていたが、業績上振れに伴って期末配当金も従来の7.69円から12.37円に引き上げており、素直にポジティブに捉えられる展開となった。
(T:4286) レッグス 1521 -210急落。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は9億円で前年同期比26.7%増益となっている。
飲料メーカー顧客・外食顧客向けプレミアム、カフェ・流通顧客向け物販、化粧品メーカー顧客向けVMDなどが好調だった。
ただ、上半期は6.7億円で同66.5%の大幅増益であったため、好決算は想定線と捉えられる。
7-9月期は同減益に転じる形にもなっており、当面の材料出尽くし感が優勢となっているもよう。
(T:5423) 東製鉄 871 +13反発。
前日に上半期決算を発表、営業益は77億円で前年同期比7.6%増、会社計画を10億円近く上回った。
通期予想は130億円から140億円に上方修正した。
ただ、市場予想は170億円程度の水準にあるため、修正幅は物足りないとの見方も強い。
一方、発行済み株式数の5.06%に当たる685万株、60億円を上限とする自社株買いの実施を発表、タイミングなど想定外との声も多く、買い材料視。
(T:6071) IBJ 1038 +62急伸。
2019年12月期営業益は前期比4割増の21億円程度になりそうだとの観測が伝わった。
従来予想の18億円を上回って2年ぶりに最高益を更新する見通し。
好採算の結婚相談所の開業支援事業が想定を上回り、婚活パーティー事業の回復も貢献する見込み。
第3四半期累計営業利益は前年同期比5割増の16億円程度になったもようとされる。
直近高値からの調整も急だったため、押し目買いの契機になった。
(T:8035) 東エレク 21880 +545大幅続伸。
同社やアドバンテス (T:6857)、SCREEN (T:7735)など本日は半導体製造装置各社の強い動きが目立っている。
米インテルが決算を発表、10-12月期の売上高・利益見通しが市場予想を上回り、時間外取引で上昇する展開に。
また、2019年の設備投資計画も160億ドルに引き上げると伝わっており、TSMCに続く投資計画の上方修正で、半導体製造装置業界の業績改善期待は一段と高まる方向へ。