本日のマザーズ先物は、前日の米株高や為替の円安進行で個人投資家のセンチメントが改善し、買いが先行しそうだ。
前日の米国市場では、米中貿易協議の進展期待や経済指標の予想上振れを受けて買いが続き、NYダウなどの主要株価指数は続伸した。
為替相場も1ドル=109台前半へと円安が進んでいる。
市場では「外部環境の好転が投資マインドの改善につながり、新興市場のなかでも出遅れ感の強いマザーズ銘柄は出遅れ修正の動きとなりやすい」との声が聞かれ、マザーズ先物も買い戻しの動きが続くと見込まれる。
ただ、前日の米株高の要因の1つだった米中協議の進展期待は前日の相場上昇で織り込まれた感があり、「新たな材料が出てこなければ、更なる上値追いには慎重にならざるを得ない」との見方もある。
特にマザーズ市場では7日にメルカリ (T:4385)、ミクシィ (T:2121)という時価総額上位銘柄の決算発表があり、これらで手控えムードが強まればマザーズ指数や先物も上値の重い展開となる可能性がある。
上値のメドは880.0pt、下値のメド870.0ptとする。