価値開発 (T:3010)は12日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比12.8%増の29.16億円、営業利益が1.01億円(前年同期は0.02億円の利益)、経常利益が0.34億円(同0.76億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.48億円(同0.56億円の損失)となった。
ホテル事業の売上高は前年同期比13.7%増の28.73億円、営業利益は同34.2%増の2.11億円となった。
主な売上は、ホテルマネジメント売上などであり、当事業は宿泊特化型ホテル「ベストウェスタン」と中長期滞在型ホテル「バリュー・ザ・ホテル」の2ブランドの運営を事業の中核に据えている。
ベストウェスタンについては、既存ホテルにおいて安定して高稼働率を確保しており、客単価の上昇による収益増加を図りつつ、新規ホテルを出店しブランドの拡大と収益の拡大を進めた。
バリュー・ザ・ホテルについては、顧客層の拡大に取り組むとともに、支払家賃などの固定費の削減に取り組んだ。
経理・人事業務については、徹底したコスト管理を行い、営業支援体制の一元化により販売力を強化し、客室単価の向上による収益増加を図った。
不動産事業の売上高は前年同期比28.6%減の0.43億円、営業利益は同61.7%減の0.03億円となった。
主な売上は賃貸売上などであり、当事業については、固定資産の売却等を行い、金融機関等からの借入れの圧縮を行った。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.9%増の57.90億円、営業利益が2.23億円、経常利益が1.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.03億円とする期初計画を据え置いている。