[東京 20日 ロイター] - エイチ・アイ・エス (T:9603)は20日、議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)から株主総会での一部議案に反対を推奨する旨の英文リポートが発行されたことを踏まえ、指摘されるような懸念はないとの見解を発表した。
同議案では、取締役の裁量で、リスクがあったり主力事業に関連しないあらゆる事業への参入を可能にする考え。これに対してISSは、事業拡大によって主力事業にかけるべき経営資源を分散させ、企業価値を毀損する懸念があることを反対推奨の理由とした。
エイチ・アイ・エスは、同案は経営資源の最適な配分と効率的活用のためだとし、主力事業からの大幅な経営資源の移動を伴うような大規模な新規事業を開始する意図はないとの見解を示した。企業価値の毀損につながる恐れはなく、妥当な内容だとしている。
(新田裕貴) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200120T084732+0000