[ヒューストン 1日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービル (N:XOM)とシェブロン (N:CVX)が1日発表した第1・四半期決算では、新型コロナウイルス流行を受けた原油の需要減退や価格急落が業績の打撃となり、米シェールオイル生産に急ブレーキがかかっていることが示された。
両社とも国内シェール油田の中心であるパーミアン盆地での生産や投資を大幅に削減した。
エクソンは第1・四半期に6億1000万ドルの赤字を計上。赤字転落は約30年ぶり。原油価格の下落や利益率低下で在庫の減損処理が約30億ドルに上った。
シェブロンは資産売却や製油事業の改善が奏功し、36億ドルの黒字となった。
一方、両社は今年の設備投資額を30%削減すると発表。シェブロンは140億ドルに、エクソンは230億ドルにするとした。これは4年ぶり低水準。ともにシェール分野での削減が大きいという。
中盤の取引で株価はエクソンが約4.5%、シェブロンは約3.8%下げている。
両社ともに四半期配当は維持した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200501T163916+0000