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EXCLUSIVE-米政権、バイオ燃料混合義務の緩和検討 ガソリン需要減で

発行済 2021-09-23 10:43
更新済 2021-09-23 10:45

[ニューヨーク 22日 ロイター] - バイデン米政権が再生可能燃料基準(RFS)をめぐり、バイオ燃料混合義務量の大幅な引き下げを検討していることが、ロイターが閲覧した資料で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うガソリン需要の大幅減少が背景にある。

混合義務量の大幅削減が承認された場合、PBFエナジーやCVRエナジーなどの製油企業にとって、追い風となる。製油企業はバイオ燃料の混合はコストがかかると訴えている。

© Reuters.  バイデン米政権が再生可能燃料基準(RFS)をめぐり、バイオ燃料混合義務量の大幅な引き下げを検討していることが、ロイターが閲覧した資料で分かった。ホワイトハウスで22日撮影(2021年 ロイター/Evelyn Hockstein)

一方、米穀物商社大手アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)や国内トウモロコシ生産農家などは、強く反発するとみられている。トウモロコシを原料とするエタノールはバイオ燃料として広く利用されているためだ。

資料によると、米環境保護局(EPA)は2020年と21年のバイオ燃料混合義務量を約171億ガロンと186億ガロンに、それぞれ引き下げる方針。これは、コロナ前に最終決定された20年の201億ガロンを下回る水準だ。

政権当局者は、これらの数字は確定しておらず、省庁間での見直しプロセス通過前に修正される可能性があると説明した。EPAは8月、見直しプロセスの開始を行政管理予算局(OMB)に提案している。

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