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原油先物は上げ一服、供給不安で下値堅い

発行済 2022-01-20 11:44
更新済 2022-01-20 11:45
© Reuters.     アジア時間の原油先物は反落。北海ブレント先物が前日に7年余りぶりの高値を付けたのに続き、利益確定の売りが出た。写真は米パーミアン盆地の掘削現場、2019年11月撮影(

© Reuters. アジア時間の原油先物は反落。北海ブレント先物が前日に7年余りぶりの高値を付けたのに続き、利益確定の売りが出た。写真は米パーミアン盆地の掘削現場、2019年11月撮影(

[シンガポール 20日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反落。北海ブレント先物が前日に7年余りぶりの高値を付けたのに続き、利益確定の売りが出た。ただ、需要が強く、短期的な供給不安もあるため、下値は限定的となっている。

0152(日本時間10時52分)時点で北海ブレントは0.72ドル(0.81%)安の1バレル=87.72ドル。前日は一時89.13ドルと2014年10月以来の高値を付けた。

米WTI先物は0.96ドル(1.1%)安の86ドル。

前日は爆発に伴う火災でイラクのキルクークとトルコのジェイハンを結ぶパイプラインの原油輸送が一時停止されたことを受け、短期的な供給不安が高まった。

© Reuters.     アジア時間の原油先物は反落。北海ブレント先物が前日に7年余りぶりの高値を付けたのに続き、利益確定の売りが出た。写真は米パーミアン盆地の掘削現場、2019年11月撮影(2022年 ロイター/Angus Mordant)

ただ、原油輸送はその後再開した。

石油需要が新型コロナウイルス禍による落ち込みから回復していることが相場を下支えしている。

石油輸出国機構(OPEC)の関係者やアナリストなどは、オミクロン変異株の感染拡大にもかかわらず需要が堅調なため、原油価格が今後数カ月にわたり上昇を続け、1バレル当たり100ドルの節目を超える可能性があると指摘した。

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