[20日 ロイター] - 米石油サービス会社のベーカー・ヒューズが20日発表した第4・四半期決算は、調整後で黒字となった。原油・天然ガス価格の上昇を背景に同社の設備・サービスに対する需要が拡大した。
原油価格は新型コロナウイルス禍からの景気回復のほか、OPEC(石油輸出国機構)プラスの協調減産を背景に昨年50%以上上昇。原油高を受けて掘削活動が増え、第4・四半期末の米国内のリグ稼働数は前年比68%増の586基となった。
ロレンゾ・シモネリ最高経営責任者(CEO)は「マクロ経済全般の回復で今年はエネルギー需要が増え、石油・天然ガスの供給が比較的タイトになるだろう」と述べた。
決算発表を受け、同社株は1.64%値上がりした。
フリーキャッシュフローは予想を上回る6億4500万ドル。利払い・税・償却前利益(EBITDA)も予想を上回った。
第4・四半期の調整後純利益は2億2400万ドル、1株当たり0.25ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想を0.03ドル下回った。前年同期は5000万ドルの赤字、1株当たり0.07ドルの赤字だった。
売上高は55億2000万ドル。市場予想の54億9000万ドルを上回った。