[16日 ロイター] - 米テキサス州のグレン・ヘーガー会計監査官は、化石燃料業界をボイコットしている可能性がある金融会社19社に書簡を送り、投資政策を説明するよう求めた。
書簡を送付されたのは、ブラックロック、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなど。
ヘーガー氏は声明で、現在は石油・ガス資産に投資している金融会社でも、「グリーンな」将来のために化石燃料への投資縮小を約束する可能性があると指摘。
一部のファンドが化石燃料をボイコットしているとみられる上場投資会社100社以上にも書簡を送るという。
ヘーガー氏は、新たな州法の下で化石燃料をボイコットする金融会社のリストを作成する方針。リストに掲載された会社は、州の年金基金との取引を禁止される可能性がある。60日以内に詳細情報を提供するよう求めている。
テキサス州教員退職年金基金は運用資産が1970億ドルで、ブラックロックに約25億ドルを拠出している。