[ロンドン 17日 ロイター] - ドイツを拠点とする格付け機関スコープ・レーティングスはロシア国債の格付けをやめると発表した。
欧州連合(EU)は15日、ロシアに対する制裁措置の一環として、主要格付け機関にロシアの政府と企業を格付けすることを禁止すると発表した。
スコープは「この決定はEUの制裁に沿ったものだ」と説明した。
同社はEU内でロシアの格付けをやめる最初の格付け機関となる。主要格付け会社3社のS&Pグローバル、ムーディーズ・インベスターズ・サービス、フィッチ・レーティングスもEUが定める4月15日の期限までに同様の決定をすると予想されている。
ロシア国債は、ドル建て債2本が16日に利払い期限を迎えていた。30日の猶予期間を経て4月15日までに支払いがない場合にはデフォルト(債務不履行)となるが、複数の関係筋によると、一部の債券保有者はドル建てで資金を受け取ったという。