[上海 21日 ロイター] - 中国本土で20日に確認された症状のある新規国内感染者は1947人と、前日の1656人から増加した。国家衛生健康委員会が21日発表した。
無症状感染者も2384人と、前日の2177人から増加した。
上海では症状のある新規感染者が24人、無症状感染者が734人となった。無症状感染者は4日連続で増加した。
同市の保健当局者は記者会見で「われわれが直面する感染抑制・防止の状況は非常に複雑かつ深刻であり、大きな試練だ」と述べた。感染拡大を抑えるための「ダイナミック・クリアランス」戦略を堅持する方針も示した。
国内最大の鉄鋼生産地、河北省唐山では、19日以降の国内感染者は12人にとどまっているものの、一部の道路で必要不可欠な車両のみに通行を制限している。
一方、南部の深センでは、全市民への3回にわたる検査実施後に新規感染者が減少したことを受け、大半の地域で企業活動や公共交通機関の再開を認めた。