[ジュネーブ 14日 ロイター] - 国際労働機関(ILO)や業界関係者によると、ロシアの軍事侵攻の影響で、ウクライナに取り残されている推計1000人の外国船員の多くが脱出した。
ただ、船内に閉じ込められたままや行方不明の船員もおり、懸念が高まっている。
業界関係者によると、漂流地雷の危険があり、約100隻が出港できずにいる。
一方、国際運輸労連(ITF)のコーディネーター、ファブリツィオ・バルセローナ氏は、インド、シリア、エジプト、トルコ、フィリピン、バングラデシュ、ウクライナ、ロシアなど、少なくとも20カ国の船員の大半が陸路でポーランドとルーマニアに移動していると述べた。
ILOの広報担当者は、一部の船員は依然として船内に取り残されており、砲撃が聞こえる状況にいると述べたが、詳細は明らかにしていない。ウクライナ軍の保護下にある船員もいる一方、本国に送還された船員もいるという。