[ベルリン 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)は30日に開催する首脳会議でウクライナ復興のための基金設立で一致する見通しだが、ロイターが20日入手した声明草案によると、資金調達の方法は合意できていない。
EUの執行機関である欧州委員会は18日、ウクライナ再建に向け、補助金と融資で構成する「リビルド・ウクライナ」制度の創設を提案した。
声明草案は「ウクライナ政府、加盟国、EU、パートナー、金融機関、団体の連携によりウクライナ復興プラットフォームが設立される」と表明。
「このプラットフォームは、EUと加盟国の拠出を組み合わせた新たなEU連帯の仕組みによって支援される」としている。
ただ、EUによる新たな共同借り入れがこの仕組みに含まれるかどうか明示していない。ドイツはEU共同でのさらなる借り入れに反対している。
またEU内で凍結されているロシアの資産をウクライナ復興財源に充てる案を検討していることも明らかになった。