[20日 ロイター] - ロシア国営石油会社ロスネフチは20日、元ドイツ首相のゲアハルト・シュレーダー氏が取締役を辞任したと明らかにした。
ロスネフチは、シュレーダー氏とドイツ人実業家から取締役を続けることができないとの通知があったとし「彼らの決断に同情するとともに、継続的な支援に感謝する」と表明した。
欧州連合(EU)欧州議会は19日、シュレーダー氏がロスネフチの取締役を辞任しない場合は対ロシア制裁の対象に指定するよう求める決議案をまとめた。
シュレーダー氏は、2017年からロスネフチの取締役に就いている。ロシアのウクライナ侵攻を受け、シュレーダー氏のロシアとのつながりが批判され、ドイツは今週、公費が使われる同氏の事務所を閉鎖した。