[パリ 25日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーが、分離を計画するガソリン車事業に対して複数の提携案が提示されたことが関係者2人の話で分かった。
ルノーは電気自動車(EV)へのシフトに対応するため、ガソリンなどの内燃エンジンを搭載した従来の自動車事業とEV事業を分離し、2つの事業体を設立する計画だ。
ガソリン車事業で提携先を受け入れることでEV事業への投資資金確保を目指す。
EV事業は過半数株式の保有を維持する方針だが、関係者によると、ガソリン車事業の持ち分は40%になる可能性があるという。
ルノーはコメントを控えた。
デメオ最高経営責任者(CEO)は4月、ガソリン車事業の提携先候補として日産自動車などのメーカーや長期投資家を挙げている。
デメオ氏は来月に訪日し、日本の両事業参加の可能性について協議する予定だ。