[ケープタウン 27日 ロイター] - 南アフリカのクリーンエネルギー移行に今後30年で少なくとも2500億ドルが必要になるとの報告書が、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で公表された。
うち約1250億ドルは、風力・太陽光発電の強化に必要になるという。南アは現在、エネルギー供給の多くを石炭火力発電所に依存している。
報告書は、南アのステレンボッシュ大学とブレンデッド・ファイナンス・タスクフォースがまとめた。
南アは世界で12番目に地球温暖化ガスの排出量が多く、アフリカでは最大の排出国。昨年11月には米国、英国、フランス、ドイツ、欧州連合(EU)が、南アの脱石炭加速に向けて85億ドルの支援を提供することで合意した。