[ワシントン 26日 ロイター] - 米ホワイトハウスは26日、政府高官が今週サウジアラビアを訪れ、世界のエネルギー供給やイラン問題など地域の課題を協議したと明らかにした。
サウジのリヤドを訪れたのは、国家安全保障会議(NSC)の中東政策調整官であるブレット・マクガーク氏と、国務省でエネルギーを担当するエイモス・ホクスタイン氏で、サウジ高官らと協議を行ったという。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、訪問について「エネルギーの安全保障を巡るサウジとの関わりを見直すもの」だとし、サウジ産原油の輸出拡大要請が狙いという見方を否定した。
さらに、原油関連では石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が独自に決定を下すだろうとし、「サウジアラビアを含む市場環境については、関連する全生産者と協議している」と述べた。