[ワシントン 11日 ロイター] - 米国務省の報道官は11日、米国はロシアの管理下にあるウクライナ南東部のザポロジエ原子力発電所周辺の非武装地帯を求めるウクライナの要求を支持すると述べた。
報道官は「原発付近での戦闘は危険かつ無責任だ。われわれはロシアに対し、ウクライナの原子力施設およびその付近でのあらゆる軍事活動を停止し、ウクライナに完全なる支配権を返還するよう引き続き要求する。また、原発周辺の非武装地帯を求めるウクライナの要求を支持する」と述べた。
ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは11日、ザポロジエ原発が再び砲撃を受けたと発表。これに先立ち、ロシアのタス通信はロシア当局者の情報として、ウクライナが11日、ザポロジエ原発に対し2回目の砲撃を行ったと報じた。
国連のグテレス事務総長は11日、ザポロジエ原発付近での軍事活動を直ちに停止するよう呼びかけた。