[ニューデリー 17日 ロイター] - インドの7月の原油輸入は、輸入量全体が減少し、ロシアからの輸入が今年3月以来、初めて減少した。その一方、サウジアラビアからの輸入が5カ月ぶりに増えた。貿易・産業筋から入手したデータで明らかになった。
これまでインドの精製業者は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、西側諸国・企業がロシア産石油の輸入を制限したことで大幅に割安となったロシア産原油を買い占めてきた。だが最近は、ロシアからの供給価格が旺盛な需要で上昇する中、価格が魅力的なサウジアラビアからのターム取引を増やした。
インドの7月のロシアからの原油輸入は前月比約7.3%減の日量87万7400バレル。イラクからの輸入が最大で、ロシアは2位だった。サウジアラビアからの輸入は前月比25.6%増の日量82万4700バレルで3位だった。
7月の輸入量全体は3.2%減の日量463万バレルとなった。