[ニューヨーク １８日 ロイター] - 原油先物は約３％上昇。良好な米経済指標と堅調な米燃料消費が他国の経済成長鈍化による需要減退懸念を相殺した。
清算値は、北海ブレント先物が２．９４ドル（３．１％）高の１バレル＝９６．５９ドル。米ＷＴＩ先物は２．３９ドル（２．７％）高の９０．５０ドル。
ＯＡＮＤＡのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「印象的な米経済指標が再び発表され、原油需要の見通しが改善されるとの楽観的な見方を後押しし、原油価格が上昇した」と指摘。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）は最近の原油安がこれ以上続くことを容認しないだろうとした。
米労働省が１８日に発表した１３日までの１週間の新規失業保険申請件数（季節調整済み）は前週比２０００件減の２５万件と、予想外に小幅減少した。６日までの１週間の失業保険申請件数も当初発表から１万件下方改定。利上げによって労働市場の勢いは弱まっているものの、依然として逼迫していることが示された。
ＯＰＥＣのハイサム・アルガイス事務局長は１８日、エネルギー価格の高騰はＯＰＥＣのせいではなく、政策当局者と議員および石油・ガス部門への投資不足が要因と述べた。