[13日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)は13日、サンズのオーナーであるロバート・サーバー氏に対し、人種差別や性差別行為により1年間の資格停止処分と罰金1000万ドル(約14億5000万円)を科した。
2004年にサンズや女子チームを買収したサーバー氏は、第三者調査で、女性従業員に対して性や容姿に関する不適切な発言などを行っていたことが判明。また、人種差別的な発言も確認された。
NBAは21年11月、スポーツ専門チャンネルESPNが疑惑の詳細を報じたことを受け、独立機関に調査を依頼。サンズは今回の処分に関するコメントを出していない。
調査範囲は過去18年間におよび、320人の従業員(元従業員を含む)やサーバー氏への聞き取り、電子メールやテキストメッセージ、ビデオを含む8万件以上の文書やその他資料の確認が行われた。
その結果、サーバー氏のほか、従業員による同氏とは直接関係のない人種、性別、性的指向などに関連した不適切行為も発覚したが、それらに関与した従業員の多くは現在サンズに在籍していないという。