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ロシアとウクライナが捕虜交換、侵攻後最大の約300人

発行済 2022-09-22 10:35
更新済 2022-09-22 10:36
© Reuters. ロシアとウクライナは21日、約300人を対象とする捕虜交換を実施した。写真は9月21日、サウジアラビアのリヤドで撮影(2022年 Saudi Press Agency)

[キーウ(キエフ)/リヤド 21日 ロイター] - ロシアとウクライナは21日、約300人を対象とする捕虜交換を実施した。ロシアのウクライナ侵攻開始以降最大の規模で、外国人の雇い兵10人や東部マリウポリで長期にわたりロシア軍に抵抗したウクライナ部隊の指揮官らも含まれた。

解放された外国人には6月に親ロシア派の裁判所で死刑判決を言い渡された英国籍の2人とモロッコ国籍の1人が含まれた。このほかに英国人3人、米国人2人、クロアチア人1人、スウェーデン人1人が解放された。

© Reuters. ロシアとウクライナは21日、約300人を対象とする捕虜交換を実施した。写真は9月21日、サウジアラビアのリヤドで撮影(2022年 Saudi Press Agency)

ロシアのプーチン大統領は同日、軍の部分動員令に署名し、30万人程度の動員が決まった。ウクライナ情勢のさらなる緊迫化がほぼ確実となった意外なタイミングで捕虜交換が発表された。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、捕虜交換はトルコとサウジアラビアの支援の下でかなり前から準備が進められ、厳しい交渉を伴ったと明らかにした。ウクライナ人215人が解放され、その大半はマリウポリ陥落後に拘束されたという。

これと引き換えにウクライナは55人のロシア人と親ロ派のウクライナ人、そして活動を禁止された親ロ派政党の指導者、ビクトル・メドベチュク氏をロシアに帰還させた。

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